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第105話 デザート

Auteur: 甘梨鈴
last update Dernière mise à jour: 2026-01-28 17:00:59

 もちろん、ひと口ごとに食材の質の高さと技術の繊細さが伝わって感動するのだけど、空腹なのもあって「おいしい」が頭の中でいっぱいだった。

 魚料理のあとは肉料理が運ばれる。魚料理もそうだったが、見た目の美しさも芸術品のようだ。

 香ばしく焼き上げられた仔牛のローストは、口の中に入れるとほろほろとほどけていく。

「お肉って、こんなに柔らかくなるんですね」

「味もくどくなくて良い。ここのシェフは、腕がいいようですね」

「さすが、王都一のレストランですね」

 エマは、付け合わせの季節野菜もしっかり食して、幸せな笑みを浮かべた。

 最後に出てきたデザートの盛り合わせには、パッと目を輝かせる。

 チョコレートのムースにアプリコットのゼリー、バニラの香るクリームと金箔が散らされ、お洒落で美しかった。

「わぁっ。すごく綺麗です」

「デザートワインもよく合います」

 口の中でとろける甘さに、エマ
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